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第1章 キライの反対は……? (武蔵×みく)

「それでは」


武蔵の方を振り返ることなくスタスタと歩いていくのをぼんやりと見送るしかなかった。

「で、撃沈したんですか」


「告白しに言ってるわけじゃないんだから」

事務所では早速、武蔵がみくにやられた話で盛り上がっていた。


「大崎さん、何やらかしたんですか」


声をかけるのは田町 弥生。

肩まで伸ばした髪を緩く結んでいた。

「聞いて、あのさ…」

「余計なこと言うな」


同僚が弥生にさっきあったことを伝えようとしたがすかさず武蔵が阻止。


さらに助役がやって来て追い出す始末。


内心助かったと思っていると、助役が武蔵の方を向いてきた。

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