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「性格が合わない」とか「好みが合わない」っていうのならまだ納得できるが、何の理由もなく「キライなんです」


これは一種の拷問に近い。


「だけど、用事があってこっちまで来ないといけない場合だってあるじゃないか」


「自分はなるべく関わらないようにしてます」


武蔵の言葉にもみくはピシャリと反論した。

（余程、俺が嫌いなわけね）


降参した表情で武蔵は肩をすくめる。