ねがい*ごと
第2章 始まり
次の日。
私はミツコさんと行きつけのカフェバーに来ていた。
「ミツコさん聞いて下さいよ」
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「えっ!うそ〜。あれからそんなことがあったなんて。でも亜沙美ちゃんに何もなくて良かったわ」
ミツコさんは私の話を聞いてびっくりしていた。
「どうも不思議なんですよね。戸締まりもしてあったのに、一体どこから入って来たんだろうって」
「そうね…」
結局正体不明のままだった。
私は飲みかけのお酒を一気に飲み干した。
今夜家に帰るのがちょっぴり不安だな…。
「あ、そうだ!私ったらごめんなさい。
ミツコさん、何か相談があるって言ってましたよね?」