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ねがい*ごと

第3章 幽霊?


妹が到着するまでの間、私は気を紛らわそうとテレビの音を大きめに流し、クッションを抱きかかえ落ち着かずにいた。


しばらくして七海が車で駆け付けてくれると、私はやっとほっとした。

「ごめんね〜、こんな遅くに呼び出して」

「ううん、わたしは大丈夫だよ。一体何があったの?お姉ちゃん」

「ばかげてると思うかも知れないけど、見たのよ」


「…見た?」

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