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ねがい*ごと

第3章 幽霊?


退社後。
私は街のおもちゃ屋さんへ立ち寄っていた。


ふふ。あった…これだ。

私だって小さい子の好きそうなものぐらいわかる。


私は赤地に模様の入った、手まりサイズのボールを手にしていた。


ゴム製だから床に落とすと、ポンポンはずむ。


ティッシュを触らせない代わりに、せめて何かで遊ばせてあげようと思ったのだ。


今夜も来るとは限らないけど…。


来たら困るのに…。


自分でも、なんでこんな事をするのか
わからなかった。

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