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ねがい*ごと

第4章 優矢の想い


その日私は、退社するのが待ち遠しくもあった。


今日は何を買っていってあげようかな〜?


私は、また少女と遊びたかった。


ーーーー

昼休み。
私はミツコさんとカフェでランチタイム。


「亜沙美ちゃん。あれから家の方、何ともない?大丈夫?」


ミツコさんに聞かれて私は答える。

「え、ええ。おかげさまで今のところは…」

「それなら良かった」


ミツコさんに少女との事は話せなかった…。
あまりにも非現実的だし、自分でさえ信じられなかったから…。


すると

「私、小野さんに告白する決心がついたわ」


「えっ」

話題が恋バナに移って、私は少しほっとした。


彼女は何かをふっきったように感じられた。


「自信なんてないのよ。でも後悔したくないから。
それでもし振られちゃったら」


「何言ってるんですかっ。ミツコさんを振る男性なんていませんよ!」


「ふっ…。そのときは田舎の実家に帰って、いさぎよくお見合いする」

「ミツコさん…」


ミツコさんは寂しげに小さく笑った。

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