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俺氏、捨て子を拾いました

第8章 嗚呼、休みといふものは





 朝。



 目覚ましの音も何もしないのにもかかわらず俺は目を覚ましてしまう体になってしまったようだ。
 現時刻。5時。



 額に軽く手の甲を置いて、ため息をひとつ吐いてみる。
 やだ、俺かっこいい。



 だがしかし。



 かっこいいなどと思ってしまってる俺の感情とは裏腹に別の感情がふつふつと湧いて出てるのもまた事実。



 湧き水か? 俺の心は湧き水か? いや、そんな綺麗なものじゃないもっと汚いものさ。俺の今思ってる感情はただひとつ。




「俺は……じじいか……?」



 朝早すぎワロチ。これから散歩ですか。健康体ですねどうも。辰海です。
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