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俺氏、捨て子を拾いました

第5章 今日は何する? 息をする





「じゃあ私このガラクタが欲しいです!!」


 ふたばちゃんは、スマホを指差して悪びれる素振りもせずに堂々と欲しいものを公言する。


「ほー! いいYO★!! あげちゃうYO★!!」


 フレッシュ魁は、別に構わないと言ったように快く承諾をした。


「え!? いいの!?」


 俺は思わず声を出してしまうと、フレッシュ魁は高笑いして、ケースに入ってるスマホを取り出す。



「フタバーノは、もうマイフレンド★! 僕はフレンドには優しいのSA★!! アーハン!!」



 あ、あーはん……こいつ正気か……



 フレッシュ魁は持っていたスマホをふたばちゃんの手に渡すとニヤリと歯を光らせた。
 ふたばちゃんも、本当に渡してくれるとは思っていなかったのか、キョトンとしている。



「いいんですか……?」



「モーマンタイ★ 機種はそれでいいのかい? それで良かったなら設定をするYO★」



 徐々に表情が晴れやかになるふたばちゃん。
 大きな声で喜びを露わにするのも時間の問題だった。



「ありがとうございます!!! アフロさん!!」



「あーーーーはーーん!!★ フレンドが喜んでくれるのが僕の喜びSA★!!」




 くるくる回る、フレッシュ魁。なんだろう。不思議と地獄絵図に見えてしまう。




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