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腹黒ドS王子の愛する人

第7章 家族

「葵の過去を知ってるか?」



「.....葵が話してくれるまでは待つつもりです。」


「そうか....」






葵を苦しめる過去。





葵は引き取り先の叔父の家で、叔父に襲われた。

会社から帰ると葵の泣き叫ぶ声が聞こえた。
急いで駆けつけるとそこには叔父が自身のモノを葵に挿れようとあてがっているところだった。



「にいちゃっ!!!たすけてっ...!!」



「このクソ野郎っ!!!!!!」



バキッ!!!!!




俺は叔父を勢い良くなぐりそのまま親戚に事情を説明して叔父の家を出た。





その日から俺は絶対にこいつを守ると決めたんだ。

父も母も頼る人もいない、こいつには俺しかいないんだ。両親の死によって置いていかれる寂しさを知ってしまった葵は俺にワガママも甘えもしなかった。


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