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腹黒ドS王子の愛する人

第8章 好きです

兄ちゃんには認めてもらったし、慧さんも応援してくれてるけど、なかなか恥ずかしさとかが邪魔して言えないのだ。本当にこういうとき、自分の性格を呪う。





「あいつ、あれから何も言ってこねーし....」






そう、西条はあれ以来返事を急かすわけでも好きというわけでもなく、告白前の生活を過ごしている。




「タイミングがなぁ.....」




家にもまた行くようになったし、メールもするし、チャンスなんていくらでもあるのに。







「乙女か、俺は!」




どうして告白でこんなうじうじしなきゃいけないんだ!




男ならどーんと!!!!!........







「無理....」

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