テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人

第8章 好きです

言ってから後悔する。





うざいなんて思ったことない。西条の優しさはよくわかってる。







冷たそうに見えて実はお人好しで、俺のことこれ以上ないくらい大切にしてくれたのに。







荷物を持って逃げるように玄関に走る。











「そうか。悪かったな。」










何時ものような優しい声じゃない。







初めて会った時、男達に向けたような冷たい声。














まるで俺を拒絶するように玄関の扉が目の前で閉まった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ