腹黒ドS王子の愛する人
第9章 亀裂
「はぁ....」
ジャケットとネクタイを脱いでベッドに倒れ込む。
いつもと同じ労働時間なのにこの一週間の疲労感ははんぱじゃない。
一人でベッドに寝るのは久しぶりだ。
いつも隣にはあいつがいて、苦しいくらいに俺をきつく抱きしめるから。
抱きしめられる感覚を思い出して体が疼く。
西条、西条........
_葵、可愛い。_
「はぁっ.......」
息が荒くなる。
_全部見せろ。_
「さいじょっ......」
ベッドに横になってズボンを下ろすと自らのモノをにぎる。