腹黒ドS王子の愛する人
第11章 告白
懐かしい西条のマンション。
この前もこんな気持ちでここを通ったんだっけ。
あの時は上手く伝えられなかったんだよな。
エレベーターの最上階へのボタンを押す。
めっちゃ緊張する。
振られても、友人としてでいいからそばにいさせてくれるかな。
そんなことを考えていると最上階へ着いた知らせがなる。
相変わらず綺麗なマンションだ。
西条の部屋へと続く道を歩く。
ピンポーン.....
呼び鈴を鳴らす手は震えていた。
「......いらっしゃい。」
顔を出した大好きな人。
俺の気持ちは溢れ出してしまいそうだった。