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腹黒ドS王子の愛する人

第13章 平穏

取り敢えずフラフラと道に沿って歩いてみる。






本当に広くて綺麗なとこだ。




旅館内の日本庭園に着くと俺はそこに腰を下ろした。




「ひろ......」





そう小さく呟いた瞬間、俺の後ろで知った声がする。





「葵?」





その声に振り向くとそこに立っていたのは榊だった。




「あれ、榊じゃん!」



こんなところでこいつに会うなんて思ってなかった。




向こうもびっくりしたのか早足でこっちへ向かってくる。






「榊何でここに?」




「あぁ、友達とね。」



そういうと榊はフット笑った。




「葵は?」


「俺は、えっと。」



西条のことを何と説明していいのかわからず言葉が止まってしまう。





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