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腹黒ドS王子の愛する人

第13章 平穏

な、なんだ?






俺なんか変なこと言ったっけ?





「変な奴.....」





俺の小さなつぶやきは少し響いて空気なかにとけていった。




最近榊の雰囲気が変わったのは気づいていた。



でもなんで?







もう一度視線を庭園に戻すと俺は一つ息を吐いた。







「葵。」





ふと声をかけられ振り返るとそこには西条の姿。






「ここ、綺麗だろ。」





その言葉にこくんと頷くと西条が俺の横に腰を下ろした。









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