無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

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その日の夜、何時ものようにご飯を一緒に食べてから葵を酒の席に誘う。







「葵、少し飲まないか？」


「え、いいけど。」







酒に酔えば少しくらい本音も聞けるだろ。



葵に酒を飲ませるのはこれが初めて。だから本人も意外そうに俺を見つめる。





適当にグラスを出して開けていなかったワインを開けて葵のグラスと自分のグラスに注ぐと少しかかげて




「乾杯。」




と、グラスを重ねた。






葵が酒に強いか弱いか知らねーけど、俺がめっちゃ飲めるから簡単には酔わねーし、そのうち喋り出すだろ。










なんて、軽い気持ちだったのに........