腹黒ドS王子の愛する人
第19章 誕生日なのですが。
あまりにケーキに気を取られすぎた俺は、それを完成させることはおろか料理さえ作れていない。
今日は休日出勤。いつもよりは確実に早くかえってくる。
なのにキッチンは大荒れ、焦げ臭い匂いが充満してサプライズどころの騒ぎじゃない。
こんなはずじゃなかったのに。
「と、とにかく今から何か料理だけでもっ....」
そうは思うもののケーキの材料や器具で溢れかえったキッチンは汚すぎて何も出来ない。
このままじゃ帰って来ちまう!!
慌てて片付けていると玄関の方で鍵が開く音。
「ただいま。葵ー、きてんのか?」
廊下の向こうから聞こえる声に俺の思考は完全に止まった。
「何か焦げ臭くね......って、え....?」
今日は休日出勤。いつもよりは確実に早くかえってくる。
なのにキッチンは大荒れ、焦げ臭い匂いが充満してサプライズどころの騒ぎじゃない。
こんなはずじゃなかったのに。
「と、とにかく今から何か料理だけでもっ....」
そうは思うもののケーキの材料や器具で溢れかえったキッチンは汚すぎて何も出来ない。
このままじゃ帰って来ちまう!!
慌てて片付けていると玄関の方で鍵が開く音。
「ただいま。葵ー、きてんのか?」
廊下の向こうから聞こえる声に俺の思考は完全に止まった。
「何か焦げ臭くね......って、え....?」
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