腹黒ドS王子の愛する人
第22章 秘書の恋人
「俺、あなたみたいに強くなりたくて!だから、あのっ....!!」
「はいできたよ。」
なんだかこの子めんどくさいなー、そんなことを思いながら傷の手当てが終わったことを告げると勢いよく友喜くんは俺の腕を掴んだ。
「......なに、」
「俺に柔道を教えてください!!!」
「は?」
あまりにも唐突なお願いに自分の顔が死んだようになってるのがわかる。
この子、きゅうになにいって....
「俺、中学校の時虐められてて、その時の奴らに俺が弱いから今だに絡まれ続けてて....そんな時にあなたの試合を見たんだ!この人みたいに強くなりたいって、あいつらのこと見返してやりたいんだ!」
今も傷だらけで、まだまだ柔道を始めたばっかの素人っていうのが丸わかり。
「悪いけど、仕返しのために柔道を習ってんなら俺はそんな奴には教えたくない。」
俺はそれだけ告げるとその場を去った。
「次は怪我すんなよ。」
後ろからは何の声も聞こえなかった。
「はいできたよ。」
なんだかこの子めんどくさいなー、そんなことを思いながら傷の手当てが終わったことを告げると勢いよく友喜くんは俺の腕を掴んだ。
「......なに、」
「俺に柔道を教えてください!!!」
「は?」
あまりにも唐突なお願いに自分の顔が死んだようになってるのがわかる。
この子、きゅうになにいって....
「俺、中学校の時虐められてて、その時の奴らに俺が弱いから今だに絡まれ続けてて....そんな時にあなたの試合を見たんだ!この人みたいに強くなりたいって、あいつらのこと見返してやりたいんだ!」
今も傷だらけで、まだまだ柔道を始めたばっかの素人っていうのが丸わかり。
「悪いけど、仕返しのために柔道を習ってんなら俺はそんな奴には教えたくない。」
俺はそれだけ告げるとその場を去った。
「次は怪我すんなよ。」
後ろからは何の声も聞こえなかった。