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腹黒ドS王子の愛する人

第22章 秘書の恋人

意地悪なところは憧れちゃダメだよ。どう考えても友喜はドMだし、Sの才能はないって。



「何か失礼なこと考えてますね...?」


「ううん、何でもないよ?」



誤魔化すように頬を撫でれば、気持ちよさそうに目が細まる。



「顔は直視出来ないくらいかっこいいし...大体現役退いてだいぶ経つのにどうしてそんな絞られた体してるんですか!?」


「えぇ...俺ももう30よ?おっさんだって。顔だって年取ったし、筋肉だって友喜に比べたらどうってことないよ。」



「どこがですか!?!?もうほんとやだ、無意識って怖い....」


「ふむ、何で絞られてるのか、ねぇ...」






いまだにぶつぶつ何かを呟いている友喜を引き起こし、そのまま脚の上に乗せる。そして耳元に口を寄せささやいた。





「友喜といーっぱい、セックスしてるからかなぁ?」











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