SEXはしたいけど恋愛はしたくありません
第2章 ダメ女の遍歴
ーーーー………
「ねーね!」
むにゅっ
キャンパスを歩いていると、後ろから抱きついてきた子の胸が背中にあたる。
「次空きだよね?お茶しよっ♪」
振り返るとそこには渚がいた。
渚は同じ大学の友達。
とにかくいつも明るくて元気。美人で性格もいいんだけど、モテるせいで女友達は多くない。
女のひがみって怖いと思う。渚は悪くないのに。
「寧々、昨日したでしょ!」
「え、えっ?」
「わかるよ〜♪お肌ツヤツヤだもん!誰と?いいなぁ〜渚も今日檜山さんとエッチしよ♡」
渚はこんな調子だから、セフレのことも何でも話せる。そして全部受け止めてくれる貴重な友達。
「ほら、カフェ行こ!」
私は渚に連れられてカフェに向かった。