貴方が好きなんです!
第4章 貴方について…――
(トイレの前に居ます)
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もう…何で,,気付かないの!?
あたしが涼介君の事好きって事。
涼介君の馬鹿ッ!!
早く気付いてよ。
私「はぁ…ヒック…涙が……ヒック…止まんない…」
あたしは何で泣いてるの!?
"嫌い"って言われたから!?
自分でも 分からない…
諦めた方がいいのかな…!?
?「萌笑夏ちゃん!!諦めちゃ駄目!」
私「え…?」
もしかして…無意識の内に
言葉出しちゃった?
嘉「え…?じゃないでしょ」
私「だって…」
嘉「私…前に言ったよね…!?諦めないでって…」
私「だって…涼介君が…あたしの事嫌いって…」
嘉「だから,なに!?」
私「だから,諦めようと…」
ビシッ。
え…あたし…今 叩かれた!?
なんで…
嘉「…んで…」
私「え!?」
嘉「なんで,そんな簡単に諦めようとするの!?」
なぜ…なぜ,嘉穂ちゃんが泣いてるの?
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