貴方が好きなんです!
第7章 記憶喪失って嘘!?
---------------------------
涼「え!?俺!?俺だよ!涼介!!」
私「涼介君!?あたし…」
涼「なんだ!?具合でも悪いか!?」
やっぱり優しい。
他人の事心配してくれるなんて。
私「ううん…大丈夫…あたしね…ホントは……」
涼「うん。どうしたんだ!?」
私「あたし…記憶喪失じゃないの…」
涼「は!?」
ごめんね…騙してて…
許されないのは知ってるから…
私「記憶…喪失じゃ…ない…の…」
涼「は!?記憶…喪失じゃないのかよ!?」
私「……うん…ごめんなさい」
涼「お前 最低だな…じゃあ 今までのは“演技”ってわけか…俺らを騙したんだな…どれだけ 皆が心配したと思ってんだよ!」
私「…ヒック…ごめッ…ん…なさッ…い…ヒック…」
ホント ごめんなさい…
神様 ごめんなさい…
騙した皆さん ごめんなさい…
あたしは謝り続けた――…
---------------------------