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☆幻想窓☆

第13章 絵画に映る少女、メイリア


ボクは雪斗、絵師をしている。
絵師といっても、世に出るほどではない。

「あぁ…今日も美しい、ボクの描く少女は」

紙に描かれた少女の顔にキスをする。

その少女は儚くて雪のような肌で
優しい目をしている。

髪型はおでこをだして、後ろの髪はクルクルに巻かれている。

「この子はメイリアだ」

しんみりとしたアトリエにボクとメイリア。

絵の中に飛び込むか
メイリアが現れるか。

どちらかがいい──…

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