箱……護
第1章 取調室の甘時
数時間前――――――…
とある住宅から……異臭がする…
女性の唸る声も聞こえる――…と、通報があった…
電話番をしていた俺は…
近くの交番と、巡回をしていた刑事に通報の件を伝え…
現場に向かわせた――――…
その…後…
家の持ち主である
有馬 葵が連行されてきた…
その場に踏み込んだ刑事は、四人いたが…
有馬を連れてきたのは…ベテランの刑事…梅木(ウメキ)さんただ一人だった―――――…
「他の三人は…女性と一緒に病院に向かった―――…
現場検証とか―――…もろもろ…あるしな…」
と…何とも言えない…表情をしていた――――――…