箱……護
第3章 狂愛の事実
ガクガクと…
快楽で震えているのか…
痛みに震えているのかが解らない姿の遠藤 恵美は……
有馬を見つめ―――――…
笑っていた…
『さぁ…お腹がすいたね…
恵美の二の腕は…ほどよく脂が乗っていて…とても美味しそうだ…』
ちらっと見えた皿の中は…
ビーフシチュウの様なスープが入っていて…
皿の中央には…肉の塊が…見えた――――…
「―――…う…梅木さん…
この肉――――…まさか…遠藤 恵美…の―――…腕…でしょうか…」
「まさか――――――…」
梅木さんも―――…異様な光景が続く動画を……口を押さえて見ている―――…
ベテランの梅木さんですら…
人肉を食らう殺人鬼を見たことはないだろう…