箱……護
第3章 狂愛の事実
『あぁ…僕が君を守るよ…』
片腕となった遠藤 恵美は、力なく笑う……
そして…有馬はまた…遠藤 恵美に媚薬を与える…
『痛みも…これをやると…気持ちいいだろ?』
注射タイプの媚薬を服用させた有馬は、視点の会わなくなっていく彼女を腕に抱き締め…
輝くような笑顔を見せる……
俺は、不覚にも…美しいと…
思ってしまった――――…
『さぁ…恵美…君を食べようか…』
しかし…有馬のそのセリフで…
あの美しかった笑顔が数倍…
恐ろしく感じた…
――――…カチャカチャ…と…食器がぶつかる音が微かにして…
有馬は、おお鍋を画面が下にギリギリに写っているテーブルに置いた…
その間も…遠藤 恵美は、ガクガク震え…ヨダレをながし…
天井を見上げ……『あ…あが…アガガ……』と喘…もがく…