箱……護
第4章 入りたい…箱
俺は…
パソコンに向かい―――…
有馬の事を考える―――…
あの綺麗な有馬は…
ホントに…殺人鬼なのだろうか…
あの…動画を見る分には…
ホントに…遠藤 恵美を愛していたし…
食事は……遠藤 恵美も承諾しての…事…
有馬の一部になれる―――…
そう思うと…
極上の喜びだったのでは?
いや―――――…違う…
媚薬や…痛み止…
快楽と激痛の中…遠藤 恵美は、睡眠は取れていない様子だった――――――…
判断力が薄れていてもおかしくはない…
だが――――――…快楽に溺れ…
愛し合う…二人の姿は…
独り身で…寂しい俺は…
逆に…羨ましく感じていた…
あんなに…愛されたら……
血…肉を与えても――――…
構わないと…
思ってしまう―――――…
俺は、また―――――…
動画を再生した――――…