
光
第7章 高校入学
「部活はしないかも
両親に迷惑かけちゃったし…
アルバイトしてお金稼がないと…
家計の足しにしてもらいたいから…」
近くの安い公立じゃなく
遠くて高い私立だ
色んな地域の人がくるし
同じ中学出身の人が少ない
新しい生活を始めるには最適だと思ってる
「アルバイト…?」
予想外にユウト先輩の表情が曇る
?
どうしたんだろう?
「どんな仕事にするつもりなの?」
すごく渋い顔?
怒ってるのかな?
「まだ具体的にはなにも決まってないです」
ちょっと怯えて答えた
人の表情の変化にも敏感になってる
「なんて顔するの〜?
かわいい顔が台無しだよ?」
優しい顔に戻った…
良かった
「心配になっただけだからね?
カナエちゃん?
こんなに大事にしてるのに〜?
簡単に手放したりしないよ」
だから
私に色気ふりまいても
