
光
第8章 アルバイト
「え?
お店?」
一見ただの通路しかない
よく見ると上のほうに小さな看板がある
喫茶麒麟館?
喫茶店…?
言われてみれば…コーヒーの良い匂いがする
「入ってみよ♪」
私の返事も待たず扉を開ける先輩
カランコロン♪
かわいらしい小さな鈴の音
70年代とかいうのかな?
知識の乏しい私でははっきり分からないけど
昔懐かしい感じ
お洒落なんだけど…
まるでおじいちゃんの家にきたみたいな安心感
「いらっしゃい」
優しい笑顔のおじいちゃま
ほどよい音楽
これはジャズなんだろうか?
うるさくない音量
お店の雰囲気がすごく気持ちいい
