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第15章  作戦決行②


アツシ先輩はまた
ポンポンって隣を叩いた

えっ
今?

もう下つくから降りないと

ポンポン
また叩いてるぅ

私が戸惑ってると

係員の人に声かけられる前に
「もう1周します」
って
決断はやっ

「カナエが来ないなら
オレがそっち行くよ?」

もー
わかりました

意を決して立ち上がった

勢いよく立ったからか
グラッて傾いて

「きゃっ」
勢い余ってアツシ先輩の腕の中に落ちた

「カナエ…大胆だな」

いやいや
そんなつもりはっ

ギュって抱きしめられて
何も言えなくなった

アツシ先輩の心臓すごく早い…

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