
光
第15章 作戦決行②
「私は…先輩がさっき状況が違うっていうから
すごく不安になって…
もう…私のこと好きじゃなくなっちゃったのかな?って思って…」
また…涙が溢れてきた
いつからこんな泣き虫になったんだろう
「だから…途中なら
せめて最後までキスしてほしいって思って…」
涙がこぼれた落ちた
先輩は私の顔を
また優しく包んで
キス…してくれた
「カナエはタケルが好きなんじゃないの?」
不安そうに聞く先輩
「好き…でした
アツシ先輩の笑顔を見るまでは」
私は気持ちが伝わるように精一杯微笑んだ
「トウコ先輩のこと好きなんだってわかってて
でも…アツシ先輩の笑顔にやられちゃったんです」
わざとアツシ先輩のセリフを使ってみた
