
光
第15章 作戦決行②
「オレ…こんなに熱くなったの初めてだ
サッカーでもこんな夢中になったことない
カナエの泣き顔の威力ヤバいな」
まだポーッとしてる私
優しく髪を撫でてくれる
「こんなに独占欲強くて引いた?」
覗きこむ先輩
「私も…ずっと先輩の腕の中にいたいって思ったから…あいこです」
にっこり笑って言った
すると先輩は力いっぱいギュって抱きしめる
「先輩
痛い痛い」
「あ
ごめん
嬉し過ぎて
カナエ…大丈夫か?
立てる?」
やっと解放されたけど…
足が言うこと聞かない
