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第16章  作戦決行③


イルカのショーを見ることになったけど

開始までまだ時間がある
席を確保する為にしばらくそこに座って話をした

「この前は突然あんな話してごめんね?
驚いたでしょ?」

申し訳なさそうに言うタケル先輩

「色々お話聞いたから
頭の中パニックでした」
素直な感想だ

「そうだよね
俺も…アツシの行動に驚いたし」

あはは

「トウコは…本当に何を考えてるんだろう?
あれから色々考えてたけど…わからないんだ」

タケル先輩は苦しそうな表情だ

「3年間…違う環境にいて…また戻ってきた理由が
他に何か原因があるのかな」

「どこの学校に転校したのかタケル先輩は知ってますか?」

「そんなに遠くなかったはずだよ
隣の○地区だったと思う」

「トウコ先輩のお母さんはどうしていらっしゃるんですかね?」

私の質問にタケル先輩はハッとする

「そう言えば…こっちに引っ越してきたって話は聞かないし…
トウコはどこから学校に通ってるんだろう?」

話してても謎は深まるばかりだ

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