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第17章  攻撃


ユウト先輩は考えてる

「ちなみにその担任の先生の名前は覚えてますか?」
なんでそんなこと…?

「それはもう何度も電話いただいたので

中野先生だったと思いますよ?」
お母さんも不思議そうだ

「わかりました

ありがとうございました」

ユウト先輩の顔はなにか分かったようにも見える

「お時間いただいてすみませんでした」

ペコリとお辞儀した
ユウト先輩に続き私もあいさつする
「お邪魔しました」

「おばちゃん、また来るね?
お大事に!」

「今度は母と来ます
無理しないでくださいね?」

「ありがとう
久しぶりに賑やかで嬉しかったわ」
手をふるトウコ先輩のお母さん

なんて儚げな笑顔

帰ったらお母さんといっぱい話そう
そう思った

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