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第4章  キス


あまりにもずっと見つめあっているから

涙も止まってきた

すると先輩は私の顔を大きな手で包み涙を拭いてくれた…

暖かい手…
なんだか眠くなってきた

うっとりと目を閉じると

ギシ…

床がきしむ音がして
口に何か触れた









不思議に思って目を開ける
焦点の合わないくらい近くに先輩の顔


???

眠る準備をしてしまった脳は
今の状況を理解できない


ただわかるのは先輩の手が暖かいってこと

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