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第5章  アツシ side


目をキラキラさせて
タケルを見つめるその様子は

さながら王子様に恋するお姫様といったところか

早いうちに退治してくれとユウトに言うと

「無理無理
あのタイプは絶対なびかないよ
一途だからね」
珍しくユウトが逃げ腰だ
「見てるだけだし
他の女子と違って騒がないし
対して害ないんじゃない?」
まあ…確かに

ユウトのことだ
状況判断は的確だ

何よりオレも納得したから放置することにしたんだ

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