
短編集
第1章 咲也×晃
「さぁーくぅーやぁー!!」
この声は…
「晃っ!」
「今日アレ見ねぇか!?」
アレというのは
思春期の男子がよく見る
アレだ。…AV…だ。
「一人で見ればいいだろう。」
「えぇ~!ケチぃ!!」
――――ドキッ
なんだこの気持ち…
不整脈か!?
そうなのか。病院へ行こう、
病院へ。
まぁ、晃に付き合って
やらんことも無いが…
「し、しょうがなぁ。」
「いいの!?咲也!!」
「あ、あぁ。」
「やったぁ!!」
そして俺は
晃の家に今から大変な
ことが起きるとは
思うはずもなく
ノコノコと簡単に
上がりこんでしまった。
