
襲われちゃう女の子
第2章 友達に縛られて
一体何を考えてるんだコイツ。私が信じられないという目を向けていたからか、宏太はクスクスと笑いを漏らした。
「だって吉沢、普通にヤらせてくれなさそうなんだもん」
「ヤらせてって……当たり前でしょ!?」
「でも俺にとってはこんなチャンスなかなか無いんだよ。吉沢は俺のこと結構警戒してるみたいだったし。もしかして俺の気持ちバレてたのかな?」
「……気持ち?」
「そう、俺吉沢が好きなんだよ」
まさかこんな状況で告白されると思ってなかったから私は驚きで動けなくなった。
そんな私が好都合なのか、宏太は人差し指でくびれ部分を上から下になぞる。
「でも2人になる機会も無いし吉沢も鈍感だから。取り敢えずセックスから入ろうって」
「な、何言ってんの?意味分かんないって」
「体だけでも夢中に出来たら勝手に気持ちはついてくるもんだよ」
ね?、と宏太は私の胸に手を置き、ゆっくりと柔い力で揉み始めた。
ビクンと体が跳ねて反り返った。
「まっ、ぁ!?」
「吉沢の胸柔らかい」
「へんた、いっ!」
「どれだけ罵っても怖くないよ。吉沢動けないもん」
そう言うと宏太は私の胸に顔を埋めた。
腕の拘束が外されたら真っ先にコイツの頭を殴ろうと思った。
