
襲われちゃう女の子
第3章 家庭教師のアルバイト
そして、
「ふーん、あっそ。だったらやっぱり強引に行くしかないなぁ」
「へっ、」
廉くんは急に立ち上がると私の腕を強く掴む。
そして思いっきり私の体を投げ飛ばした。
着地したところは部屋にあった廉くんのベッドの上で、突然の事態を把握できないでいる。
しかし顔を上げるとベッドの上にいる私のことを見下ろす廉くんがいて、ゴクリと喉が鳴る。
「ま、待って廉くん」
「待たない」
彼は私の体の上に跨ると私のことを押さえつける。
下には彼のお母さんがいるという事実が私に焦りを与えた。
「だ、駄目!こんなことっ」
「だったら付き合ってくれんの?」
「それはっ……」
「はぁ、マジでウザいから」
「んっ……」
奪われた唇に体が硬直する。
廉くんは私の唇を甘噛みする舌で突き、そして中へと侵入してくる。
彼に見つかった私の舌はたちまち絡め取られ、ねっとりと嬲られる。
「ん、ふぅう」
抵抗が出来ないほどの激しいキスに思考が溶かされていく。
こんなキスされたことがなかった。息が出来ない。
「ん、んっ、あっ」
ギシギシとベッドのスプリングが無意味に鳴く。
暫くして口が離されると2人の間に銀の糸が張った。
