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襲われちゃう女の子

第3章 家庭教師のアルバイト




「キス気持ちいいでしょ?」

「っ!?」

「美奈子ちゃんの舌、モチモチしてていいね」


自分の舌の弾力なんて知るもんか。
逃げようと思うけど両手首を1つにまとめられ、顔の上に固定されてしまった。

そしてもう片方の廉くんの手は私の洋服の下を這って侵入してくる。



「ふ、すべすべ。ずっと触りたかった」

「あっ、」


背中を撫でるように触れると彼はブラのホックに手をつける。
このままじゃ本当に犯されてしまう。そう思った私は何か言わなくてはと口を開いた。


「て、テスト!」

「は?」

「こ、今度のテストで全部満点取れたら付き合ってあげても、いい」



一瞬廉くんが口を開けたまま動きを止めたが暫くしてゆっくりと私の上から退いた。

そして、


「言ったね?」

「っ……」

「撤回はなしだから」


そう言って笑う彼に慌てて体を起こすと、


「あ、あれだからね!副教科も入れてだからね!」

「余裕」

「……」


まぁ、流石に全教科満点ってことはないだろうし、大丈夫そうなんだけど。


「(実際廉くんの本気を見たことないからどうなるか分からない……)」


とにかく無事ここで犯されるという事態からは逃れられたようだ。


「じゃあ、美奈子ちゃんと付き合うためにも頑張って勉強しないとね」


不敵に笑う年下の彼を私は真っ直ぐ見ることが出来なかった。



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