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家政婦ノオシゴト

第7章 亀裂

最後に依頼されたのは二週間前。

その二週間は、湊からの連絡は全く来なかった。

その頃、私も自分の体の異変に気付いていた。とは言っても、欲求不満とか、そう言うのではない。

時々吐き気がしたり、お腹が痛くなったりするのだ。

何かの感染症にでもかかったのかと思い、近くの病院に行ってみた。

「別に風邪を引いた訳でも無いんだけどなぁ…」

と待合室で一人静かに呟いた。


「花崎さん」

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