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家政婦ノオシゴト

第7章 亀裂

私は病院を出てから、怒りと悲しみをぶつけに湊の家に向かった。

…こんなんじゃもう…みなぎ君にあわせる顔がない…。

目には大粒の涙がにじみ出ていた。



私は正気を失い、湊の家に着くなり「おい、湊!!」とドアを蹴ったり叩いたりした。


二分後くらいに出て来たのは驚いた顔をしたいつものあいつだった。

けれどその顔は悲しげな表情へと変わった。…分かっていたのだろうか?

だったら尚更である。


涙ぐましに怒りに奮えながら言った。

「あんたのっ…せいで…私の人生っ…ひっ…めちゃくちゃだよ!!」

「…ごめん…」

「謝って…も、許さ…っない…!!」

湊はもう一度「ごめん」と言って私を抱き締めた。

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