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ペットではなく家族です。

第7章 葉子の場合



午後からの仕事は
ある女性のヌードデッサンを書く仕事

女性は芸能人で28歳
名前は留美


寛一「じゃあ留美さん、準備が出来たら
ガウンを脱いでそこのソファーに座って
ください」

留美「はいっ」


躊躇する事なく
ガウンを脱ぎ捨てると
留美はソファーに座ると立て膝をつき
ポーズを決めた


寛一「それでいいんですか?」

留美「いいの」

寛一「わかりました」

留美「…」


何人ものヌードを
何十人ものヌードを書いてきた

だけど留美みたいな人は初めてだった
立て膝をつき下腹部を見せる
見せつける人は…


寛一「…」

留美「…ねぇ」

寛一「何ですか?」

留美「あなた、久遠寛一だっけ?」

寛一「そうですよ」

留美「久遠さんは女の人に興味ないの?
男好き?」

寛一「女にしか興味ありませんよ」

留美「女にしか興味ないのに私の体見て
興奮しないの?」

寛一「興奮するもなにも今は仕事中です
から」

留美「それは残念」

寛一「…」


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