
ペットではなく家族です。
第7章 葉子の場合
ひかり「天宮です、誰か…あっ」
寛一「ごめん、今お風呂入ってて、少し
待ってて」
ひかり「あっはいっ」
寛一「…」
急いで服を直し
ひかりを客間で待たせた寛一
その間に…
寛一「葉子、私は彼女と話しがあるから
部屋で大人しく」
葉子「嫌」
寛一「葉子、仕事だから」
葉子「仕事なら問題ないじゃん、私が側
にいても」
寛一「それはそうだけど」
葉子「それとも私が側にいたら問題でも
あるの」
寛一「…絶対に邪魔するなよ」
葉子「わかってる」
寛一「あとガウンでいいから着ろ」
葉子「は~いっ」
葉子を連れ
客間へ向かった寛一
今日の今日で再び訪ねてきた事から
覚悟は出来てるはず
だが…
寛一「それでご用件は」
ひかり「事務所の人と話し合って正式に
ヌードモデルのお仕事を引き受ける事に
しました」
寛一「ありがとうございます」
ひかり「それで久遠さんに一つ、お願い
があって…」
寛一「お願い?何ですか」
ひかり「…実は」
寛一「?」
