無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

省吾「大人一枚」

受付「ありがとうございます、１２００
円です」

省吾「じゃあ２千円で」

受付「２千円お預かりします、８００円
のお返しです」

省吾「…」


平日の真っ昼間
省吾は仕事中にも関わらず
奈穂子が働く南山動物園を訪れていた


省吾「何年ぶりだろう…」


奈穂子と付き合っていたが
動物園に来る事はなく来たのは数年ぶり
子供の時以来

大人一人では楽しめないかと思ったが
色々見て回ると意外や意外
ドキドキして
楽しくて


省吾「ライオンだ」

コウ「…」

省吾「奈穂子が担当だっけ」

コウ「…」

省吾「奈穂子、仕事頑張ってる？なんて
動物に聞いても無駄か…」

コウ「…」

奈穂子「あれっ省吾？」

省吾「奈穂子」

奈穂子「何してるの？仕事中じゃ」

省吾「ちょっと息抜きに」

奈穂子「来てるなら連絡くれれば良かっ
たのに…」

省吾「仕事中だろう」

奈穂子「まぁそうだけど…」

省吾「俺は適当に見て帰るから奈穂子は
仕事に戻れよ」

奈穂子「あ、うんっ…」

省吾「…」