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ペットではなく家族です。

第3章 花子の場合



美奈「鍋にカレー作ったからお腹空いた
ら温めて食べてね」

颯太「ありがとう、助かるよ」

美奈「じゃあね」

颯太「また」

美奈「花子ちゃんもまたね」

花子「…」


無視、無視無視
馴れ馴れしく話しかけるな
そんな事を思いながら花子は自分の部屋
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花子「ワンっ!!)」


憎しみを込め吠えてみるが…


颯太「花子も寂しいって」

花子「ワンっワンっ!!」

美奈「またね」

花子「ワンっ!!」

颯太「花子、花子落ち着けって」

花子「クゥン」

颯太「飯か?」

花子「ワンっ!!」


女の扱いは天下一品
なのに花子の気持ちには気づかない

花子だって女の子なのに
まぁ犬だけど…


花子「クゥン…」

颯太「花子?」

花子「…」


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