ペットではなく家族です。
第13章 亀吉の迷い
愛莉「よしっ」
小学校を卒業し
愛莉も今日から中学生に
恵「うんっ、よく似合ってる」
愛莉「お母さん」
恵「お母さん、入学式には行けないけど
頑張ってね」
愛莉「大丈夫」
亀吉「愛莉、行ってらっしゃい」
愛莉「…行ってきます」
あれから
数ヶ月経ったが
亀吉は亀に戻る事なく人間のまま
これだけ時間が経っと亀だった事を忘れ
元々、人間だったと思って
しまいそうだった
愛莉「…」
結菜「愛莉!!」
愛莉「結菜、おはよう」
結菜「愛莉と私、同じ2組だよ」
愛莉「本当?良かった」
教師「新1年生の皆さん、クラスごとに
並んで体育館に移動して下さい」
愛莉「面倒だな…」
結菜「文句言わない、行くよ」
愛莉「は~いっ」
入学式の為
体育館へ向かう新1年生
もちろんその中には愛莉も結菜も
そして…
亀吉「ここが中学校か」
校門には何故かスーツ姿の亀吉がいた