ペットではなく家族です。
第13章 亀吉の迷い
愛莉「私何かしたかな…」
昨日まで
普通に話していたのに
何を怒っているのか不機嫌そうな結菜
だけど愛莉に対し怒っているのは
結菜だけでなかった
愛莉「…!?」
教室に入った途端
女子の視線が一斉に向けられた
そのほとんどがイケイケ女子で派手目な
女子ばかり
彼女達と話した事はないのだが
女子「あなたが水島愛莉ね」
愛莉「…そうだけど」
女子「ちょっと付き合ってよ」
愛莉「!?」
気づいた時には遅く
愛莉は女子達に取り囲まれていた
ただならぬ雰囲気に逃げ出そうとするが
逃げられず
人気のない場所に
連れて行かれてしまった
愛莉「…」
女子①「説明してもらうわよ」
愛莉「説明って…」
女子②「知ってるんだからね、あんたが
彼と付き合ってるの」
愛莉「付き合ってるって…えっ?」
女子③「宇佐見隼人」
愛莉「!!」
女子①「どんな汚い手を使ったのかしら
本当に…」
愛莉「あっ…私は…」