ペットではなく家族です。
第13章 亀吉の迷い
愛莉「…私、は…」
隼人との事
うっかり忘れていた
忘れていたと言うより昨日は色々あり
それどころでなかったのが
本当のところだ
女子①「別に付き合った経緯は気になら
ないけど納得出来ないのよ」
愛莉「…」
そう言われても
隼人とは付き合っていない
成り行きで彼女のフリをする事になった
だけで
でもそれを言ったら
後々、隼人に怒られそうだし…
愛莉「…」
女子①「ちょっと、黙ってないで何か言
いなさいよ」
女子②「そうよ、言いなさいよ」
女子③「言いなさいよ」
愛莉「…」
一人では言えないのか
三人で一方的に愛莉を攻撃してきた
最初は怖かったけど一人では
何も出来ないようだ
三人共…
女子①「ちょっと!!」
愛莉「すいません、もう授業が始まるん
で失礼します」
女子①「ちょっ…」
女子②「待ちなさいよ!!」
女子③「逃げる気!?」
一方的に話しを終えると隙を見て逃げた
教室に戻ろうかと思ったが
戻る気になれず…
愛莉「しばらくここに隠れてよう」
図書室に身を隠す事に…