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新之助「保健教師の細野先生、細野先生
彼女をお願いします」

細野「よろしく」

朱美「…よろしくお願いします」


保健室には
数人の生徒達がいた

彼らもまた理由は違えど朱美と同じよう
悩みを抱えここに来たようだ
保健室に…


朱美「…」

細野「ここではみんな好き勝手やってる
から、あなたも御自由に」

朱美「あ、はいっ」


保健教師の細野先生
髪はボサボサで上下ジャージ
ぱっと見、性別はわからないが正真正銘
女性だった


朱美「…」


初日はボーッと過ごした
保健室の本を読んだりテレビを見たり
そんな風に過ごしていると
ある事に気づいた

自分の知識の無さ
今、世の中で何が起きているのか

日頃ニュースを見てないせいもあったが
自分は本当に何も知らなかった
恥ずかしいくらい…


朱美「無知は身を亡ぼすか…」

細野「…」